来る１０月８日に香港でも皆既月食が見られる。皆既月食は４月１５日に続き今年はこれが２回目。香港天文台によると、今回は月が欠けた状態で上って来る。月の出の始まりから半影食の終わりまでの全過程は３時間３６分。皆既食の始まりから終わりは１時間だ。月食中は地平高度が高いため、遮るものがなければ、ほとんどの東の方角で観測することが可能という。石澳、萬宜水庫の東ダム、大帽山山頂などが観賞スポットに向いているという。天文台と香港太空館（香港スペースミュージアム）では月の出から半影食の終わりまでの過程を天文台の公式サイト上でネット中継する。このほか、香港太空館では同日１８時３０分から２１時３５分にチムサーチョイの星光大道で、「月全食之夜」と題し、天文望遠鏡などを使って月食を観測する市民参加型のイベントを開催する予定だ。予約不要、参加無料となっている。皆既月食が見える予想時刻と方角は以下の通り。月の出（同１７時５９分・東）、皆既食の始まり（同１８時２５分・東）、皆既食の最大（同１８時５５分・東）、皆既食の終わり（同１９時２５分・東）。【関連記事】