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普通選挙、授業ボイコットで1万人集会
香港専上学生連会(学連)は9月22日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会による行政長官普通選挙に関する決定への抗議として5日間の授業ボイコットを開始した。23日付香港各紙によると、香港中文大学の百万大道ではボイコット集会を開催し、学連は25校の大学・専門学校から1万3000人が参加したと発表。2012年の国民教育反対運動で集まった8000人を上回った。全人代常務委に決定撤回など4つの要求を提示している。学連の周永康・秘書長は「香港人の未来は香港人自ら決める」と強調。梁振英・行政長官に公開書簡を送って直接対話を要求、回答がなければ行動をエスカレートさせると表明した。集会には中高生も参加し、一部は保護者同伴だった。だが学生と教員以外に法輪功の宣伝チームや英国植民地旗を掲げ「香港独立」を叫ぶ活動家もいた。参加している学生には全人代常務委の決定の要点やボイコットが掲げる4つの要求も知らない者が多いほか、「友達についてきただけ」と言う学生もいた。【関連記事】