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普通選挙の世論調査、社会の分裂が拡大
香港政改民意関注組は9月21日、行政長官の普通選挙に関する3回目の世論調査の結果を発表した。22日付香港各紙によると、調査は9月10~17日、嶺南大学公共管治研究部に委託して1036人を対象に行った。「全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の決定で行政長官候補になるには多くの制限が設けられたものの2017年はまず1人1票での普通選挙を実施する」に賛成は53.3%で、7月の前回調査から1.7ポイント下落。反対は38.2%で同1.7ポイント上昇。ただし賛成について詳細を見ると、親政府派支持者では88.9%となり5月の調査から35.7ポイント上昇、民主派支持者では28.9%で同27.6ポイント低下。世論の両極化が進んでいると分析できる。一方、香港中文大学伝播与民意調査中心の調査では賛成が29.3%、反対が53.7%だった。【関連記事】