香港税関が新型iPhoneの密輸グループを逮捕直前で逃したものの、遺留品から１３８台もの新型iPhoneが見つかった。９月２２日付香港各紙によると、税関では、新型iPhoneがボートで香港から中国本土に密輸されているという情報を入手。西貢の黄石碼頭（フェリー乗り場）で密輸グループを待ちぶせて一網打尽にする計画だったが、すんでのところでボートを取り逃がしたという。ただボートで運ばれるはずだった１５個の段ボール箱は現場に残されたままで、中からは転売目的とみられるiPhone６が１３８台と外付けハードディスクが１８９０台、フラッシュメモリ８７５０個（推定価格３０００万ドル分）が発見された。周辺は海辺でのバーベキューや釣りを楽しむ市民が多く、犯行グループは一般市民に紛れて荷物を船に運び、海に出る算段だったようだ。その一方で新iPhoneの転売価格はすでに下落傾向にある。旺角の先達広場では特にiPhone６が供給過多で、買い取りを拒否している店舗も増えているという。１２８ＧＢモデルでも、２０日に１万３０００ドルだった買い取り価格が２１日で９０００ドルと３０％以上も下落している。【関連記事】