香港名物の１つであるピークトラム。近年は観光客の増加から輸送力強化が求められており今後、新車両の導入やレールの交換、システムの刷新を図るという。９月３日付『星島日報』によると、運営会社はすでに政府にピークトラム施設とサービスの改善に関する研究報告書と開発プランを提出した。その中には、新車両を導入し１台の輸送量を現在の１２０人から２００人まで増やすこと、ピークトラム・ターミナルの拡張などの項目が含まれる。新車両を導入するにはレールの交換と運行システムも新しくしなければならないため、多額の投資となる見通し。今後、さらなる検討や政府による承認が必要となることから、実際の着工までにはまだ時間がかかりそうだ。ピークトラムの平均待ち時間は４５分から６０分におよぶためターミナルは乗客であふれることもしばしば。ある立法会議員は「ピークトラムが観光客に与えるイメージを損なっている」と指摘する声も出ている。【関連記事】