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ライカの名機を展示、撮影博物館オープン
3級歴史建築に指定されているハッピーバレーの唐楼(旧式ビル)が撮影博物館に生まれ変わる。8月13日付『りんご日報』によると、発起人は香港の弁護士でライカのカメラ収集家として知られる蘇彰徳氏。2年前に9000万ドルで同ビルを購入して再開発し、このたび「F11撮影博物館」を設立した。同ビルは3フロアに分かれ、1階と2階はギャラリーになっており、3階では蘇氏のコレクションであるライカのアンティークカメラを多数展示する。その中には製造元であるLeiz社が1925年に製造し初めて一般向けに売り出した機種「Model A Anastigmat」も含まれる。このカメラは当時200台以下しか売りだされておらず、これまでにたびたび贋作が出回ったという名機。最近ではオークションで8万4000ユーロの値が付くなど、価値が高いという。博物館のオープンは9月18日。9月18日から11月30日まではElliot Erwitt氏の写真展とライカM―3の60周年カメラ展が開催される。入場無料だが、参観には予約が必要だ。【関連記事】