６月１３日からのＦＩＦＡワールドカップ・ブラジル大会開幕を控え、香港警察は違法とばくの取り締まりを強化している。６月６日付『明報』『香港経済日報』によると、サッカーくじのノミ行為にかかわった逮捕者は２００６年の３４２人から２０１３年には６３人まで減少したものの、投票額は０６年の１億５８００万ドルから１３年には２億２５００万ドルまで増加した。W杯開催年は投票額が多くなる傾向があり、南アフリカ大会が行われた２０１０年は逮捕者は１５１人、投票額は３億８６００万ドルに達した。近年は主にインターネットでノミ行為が行われており、多くが海外に拠点を置くサーバーであることに加え、ノミ屋も中国本土や海外に滞在しているため以前よりも摘発は難しくなっているという。香港の法律では、ノミ行為を委託した場合は３万ドル以下の罰金および禁固９カ月、請け負った場合は５００万ドル以下の罰金および禁固７年の有罪となる。【関連記事】