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北角エレベーター事故、責任者に懲役5カ月
昨年3月に北角(ノースポイント)の雑居ビルで起きたエレベーター落下事故の裁判が3月5日に開始、うち被告1人に対し判決が下った。6日付香港各紙によると、この日判決を受けたのはエレベーターエンジニアの林志華・被告(73)で、判決は懲役5カ月の実刑判決。今までのエレベーター事故による現場責任者への判決は罰金刑が通例となっていたが、今回の件は重傷者を出したこともあり、裁判所では厳重な処罰に値すると判断、懲役が科せられる初の事例となった。判決の後、被告と弁護士の間で控訴も検討されたが話し合いの末断念、刑が確定した。同件は、昨年3月に北角の雑居ビルのエレベーターが断線により2階から落下し、乗客7人が重軽傷を負った事故。整備不良が原因とされ、現場責任者だった林被告のほか、メンテナンス会社の経営者などの裁判も4月に予定されている。【関連記事】