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深セン大亜湾原発、１０月にも事故
深セン市の大亜湾原発で１０月、放射性物質が漏れる事故が発生していたことが明らかになった。同原発では５月にも同様の事故があった。１６日付香港各紙によると、大亜湾原発に出資している中電控股と香港核電投資は１５日に記者会見を行った。同原発の１号ユニットで１０月２３日、メンテナンス作業員が原子炉の冷却水パイプに最長３インチの亀裂を２本見つけ、ホウ素の結晶が付着しているのを発見。作業員は胸部レントゲン２０回分に相当する２ミリシーベルトの放射線にさらされた。国際原子力事象評価尺度（ＩＮＥＳ）でレベル１の事故であるため公表する義務はない。だが、１６日には立法会で保安事務委員会の特別会議が行われ、同社が発生から１０日後に特区政府に通知したことに批判が上がった。立法会の外では環境保護団体グリーンピースが、原子力発電の利用を拡大する政府の方針に抗議するデモを行った。
