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梁振英・行政長官、全国政協副主席に選出
全国政協会議が3月13日に閉幕し、梁振英・行政長官が全国政協副主席に選出された。在任中の行政長官が国家指導者のポストに任命されるのは返還後初めて。また董建華・元行政長官が全国政協副主席を務めているため、香港は同時に2人の副主席を擁することになる。同日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、董氏は11日に開催された香港政協の会議で、梁長官が基本法諮問委員会などで早くから香港に貢献してきたことを挙げ「副主席に就任する資格は十分にある」と支持を表明。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の范徐麗泰・常務委員は、中央が「セントラル占拠行動」と「香港独立」への梁長官の対応を評価していることの表れと指摘。占拠者の強制排除を行わずに裁判所命令に委ねたことを挙げ「忍耐力があり、意志が強い」と評価した。一方、12日にRTHKの「城市論壇」に出席した民主党の尹兆堅・議員は「行政長官と全国政協副主席を兼任するのは立憲政治の危機をもたらす。前例となって今後も多くの人が兼任を構わなくなり1国2制度を破壊する」と批判した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17020