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TVBが有料放送終了、免許を前倒しで返納
無線電視(TVB)は1月10日、傘下の「無線網絡電視」の赤字を理由に有料放送ライセンスを満了前に政府通訊管理局へ返納したと発表した。11日付香港各紙によると、2025年に迎える満期を8年も前倒ししての返納だ。無線網絡電視は2004年2月18日の放送開始以来、損失が続き、累積赤字は22億ドルを超えた。多方面から策を講じたものの、ここ数年の運営は悪化し、有料放送業務はビジネスとして成りゆかなくなったという。同社広報は、有料放送業務を終了させた主な原因は、同局の番組が盗用されインターネット上に違法で流されたり、アプリやセットトップボックスを使って視聴で提供され、有料放送を契約する視聴者の流出につながったと指摘。それに加え、OTT(Over―The―Top)事業者が激増し、視聴者や広告クライアントの争奪戦になったにもかかわらず、条例で厳格に監理されていないと訴え、政府のテレビ業界への支援不足について批判した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15328