香港警察は先ごろ、湾仔で買春宿と違法カジノを摘発し、マフィアの構成員３７人と中国本土籍の売春婦２２人らを逮捕した。１２月９日付香港各紙によれば、同地区で暗躍するマフィアがネットを使って売春婦を募集し、女性たちを来港させ買春をあっ旋。１回の代金は４８０ドルで、うち３２０ドルが組織の取り分になっており、毎月６００万ドルの利益を得ていたものとみられる。情報をキャッチした警察は約１年前からおとり捜査官を潜入して捜査を続けていたという。営業場所になっていた住宅は１００あるフラットのうち４０が買春宿として使われており、その家主１人と手配した不動産代理店職員２人も逮捕された。買春宿の家主が逮捕されるのはこれが初めてで、買春宿だと知って貸したという証拠が見つかるのは非常に珍しいケースだ。一方、同じ区内で違法カジノも摘発された。釣りゲームが設置されたカジノなどがあり、３カ所合わせて毎月４５０万ドルの利益を得ていたものとみられる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16311