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香港人の4割、チャンスあれば海外移住望む
ある調査で4割の香港人が海外移住を望んでいることが分かった。10月12日付香港各紙によると、香港中文大学香港亜太研究所が9月下旬に18歳以上の市民710人を対象に電話アンケートを行ったところ、回答者の38.9%が「もしチャンスがあるなら海外に移住する」と答え、うち10.9%(回答者全体の4.2%に相当)が最近移住の準備をしていると回答した。移住を考えている人の57%が30歳以下、51歳以上は26%で、大卒以上の学歴を持つ人は53.8%だった。移住の理由は、特区政府や行政長官への不満が11%、狭苦しい居住環境が10.5%、社会不安と政治的対立、経済的不況がそれぞれ10.3%を占めた。最も多くの人が選んだ移住先は台湾で、オーストラリア、カナダがこれに続いた。一方、香港への帰属意識については、回答者の約43%が「大きい」「とても大きい」と答え、「普通」と答えたのは40%。香港社会については、最も不満なのは政治環境で、満足していると答えた人はわずか7.1%、最も満足しているのは社会福利の約30%だった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14797