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学生リーダーらの量刑見直し、政府が敗訴
「セントラル占拠行動」の学生リーダーだった周永康氏、羅冠聡氏、黄之鋒氏の3人に対し特区政府本庁舎前の広場に突入した事件で下された量刑について律政司が見直しを求めていたが、東区法院(地裁)は9月21日、もともとの量刑を維持する裁定を下した。22日付香港各紙によると、律政司の梁卓然・副刑事起訴コミッショナーは陳述で「量刑は各被告の刑事責任を考慮すべきで、被告の犯罪動機を重視すべきでない」と述べ、事件発生時に違法集会にかかわった者は約100人に上るほか、3人は計画的に罪を犯し、一般的には判決とともに収監する威嚇的刑罰が適用されると指摘。また3人の社会奉仕令報告からは事件に対する反省の姿勢が見られないと強調した。裁判官は「違法集会で禁固刑となる例は半々」との印象を挙げたほか、本件と一般的な刑事案件は異なると説明した。中澳法学交流基金会の馬恩国・主席は「3人の行為は暴動煽動に等しく、最高刑罰は禁固10年だが、律政司は違法集会への参加を煽動した罪で起訴した」と指摘した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15527