香港で現存する唯一のブルース・リー関連品の専門店であり博物館でもあった、油麻地・現時点商場内の「李小龍会倶楽部」が閉館した。９月２日付香港各紙によると、閉館日は９月３日。最終日は店内で展示品のオークションが行われ、その１５年の歴史の幕を閉じた。同館はブルース・リーのファンクラブを立ち上げた黄耀強さんが、ファンクラブの事務所兼博物館として２００１年に開いたのが始まりで、のちに関連グッズの販売も始めるようになった。閉館理由は新しい店舗オーナーから賃料の値上げが言い渡されたことで、赤字も抱えていたこともあり、閉館を決めたという。黄さんは「ファンが集まったり、市民が李小龍の伝説を思い出す場所がなくなるのは残念。また場所を変えて始めたい」と語った。ちなみに現在の香港で、ブルース・リーに関する常設の資料館などはない。沙田文化博物館で「武・芸・人生―李小龍」と銘打った展示を行っているが、１８年までの期限付きとなっている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=13333