香港では近年スイミングプールや海水浴場で任務にあたるライフセーバーたちの人員不足が問題となっているが、先ごろ政府保良局がスイミングプールでの溺れ事故防止に新システムを導入した。７月８日付『東方日報』によると、中学１校とスイミングスクールに香港初となる溺れ事故探知システムを設置。パソコンに取り入れた画像を２４時間体制で観測し、もしも誰かが水中で１０秒間まったく動かなかった場合は、溺れた人の正確な位置情報と溺れた時間の長さを表示すると同時に１００デシベルの警報が響き、ライフセーバーに知らせるという。システムの設置と試験には半年を費やしており、かかった費用は２００万ドルにおよぶ。２５メートルのプールに観察用カメラと赤外線カメラを合わせて８台設置しているそうだ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14852