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銅鑼湾書店店長、メディアや消防士が尾行
梁振英・行政長官らは7月6日、国務院公安部との協議について記者会見を行った。7日付香港各紙によると、梁長官は協議で相互通報期限を14日とすることで合意したなど段階的な成果を得たと発表。保安局の黎棟国・局長は寧波市公安局が刑事強制措置を取ると警告したことに対し「香港と中国本土は犯罪人引き渡し協定を結んでないため香港では法的効力がない」と説明。協議でも公安部から何ら要求はなかったことを明らかにした。また警務処の黄志雄・処長代行は銅鑼湾書店の林栄基・店長が尾行されていると訴えていた件について報告。林氏は車やバイクなどに6回にわたり尾行されたとメディアで述べていた。警察の捜査によると、林氏を尾行していた車は壱伝媒集団(ネクストメディア)傘下のメディアがレンタルしたものだと分かったほか、バイクを運転していたのは非番の消防士で「単なる興味から尾行していた」ことが明らかになった。現段階では林氏が身の危険にさらされている証拠はないが、警察は保護措置を取ることを了承したという。また林氏は依然危険を感じる際は台湾に移住すると述べていたが、台湾と本土は犯罪人引き渡し協定を結んでいる。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15063