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マイクロビーズ汚染、香港水域にも
スクラブクリームや歯磨き粉などに使用されることも多いマイクロビーズ。その環境汚染が世界的に注視されるなか、香港の水域にもマイクロビーズが侵入し、香港産魚介類が汚染される危険性があるという。7月7日付香港各紙によると、環境保護団体の緑色和平(グリーンピース)が学術文献58件を分析したところ、5つの大洋の海洋生物170種の体内に5ミリ以下のマイクロビーズが含まれることが分かった。魚類の体内には平均1~1.9粒が含まれており、例えば香港人が好んで食べるミナミマグロのサンプルでは約3割にマイクロビーズが見つかったそうだ。しかし、グリーンピースが今年4~5月に香港市民約800人を対象に行った電話アンケートによると、香港人の65%はマイクロビーズが海洋汚染につながると認識していなかった。また、回答者がマイクロビーズ入りの個人衛生製品を使用する回数は1週間に平均4.39回で、これは重量にすると2階建てバス11台相当になり、毎年1兆7600億粒が海洋に流れ出ている計算になるという。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14864