２８歳の男性が殺害されコンクリート詰めにされた事件の犯行のいきさつが次第に明らかになってきた。４月１４日付香港各紙によると、この事件では計９人の身柄が確保されたが、台湾に逃亡していた主犯格の男ら３人とそれに同行していた少女（１８歳）以外はすでに保釈されている。香港警察は４月１３日、少女の立ち合いのもと犯行現場の実況見分を行った。主犯格の男に借金１５万ドルの返済を求めた被害者が殺害されたのは３月４日で、まず何かの薬剤を注射された後にタオルで首を絞められた。容疑者らは友人に遺体の始末の仕方などを聞いた後、山中に遺棄することも考えたが断念し、３月５～６日に建材店でセメントを購入し殺害現場でコンクリ詰めにしたという。この事件では「複雑であいまいな男女関係」といわれる容疑者たちのプライベートにも注目が集まっている。少女は金髪でセクシーなファッションに身を包み、コスプレが趣味で１６歳のときにはメイドカフェに勤務。主犯とみられる２６歳の男とは「セントラル占拠行動」への参加で知り合い、その後、男はカフェの常連になったという。被害者と主犯格の男とは７、８年前からの知り合いで、株式投資による蓄えがあったという被害者から借金を繰り返していたようだ。また、容疑者のうち２１歳の男は５年前に亜洲電視（ＡＴＶ）のオーディション番組に出場しダンスを披露したことがあると報じられている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=14376