最新号の内容 -201600217 No:3887 |
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消費者委、除湿機の性能を検査
香港では春になると急に湿度が上がり、除湿機の出番がやって来る。そのシーズンを前に、消費者委員会が先ごろ、香港域内で流通している除湿機についての性能検査を行った。2月16日付香港各紙によると、今回対象となったのはコンプレッサー方式12種とデシカント方式2種の計14種。メーカーの機能測定試験時と同様の環境下(気温摂氏30度、相対湿度80%)で測定したところ、14種のうち9種はメーカーが公称している除湿能力を下回った。その中で「豊沢(フォートレス)」のFDH2014型は、毎日20リットル除湿できるとうたっているものの、実際には16.64リットルしか除湿できなかった。一方、メーカーの公称値より除湿能力が上回った製品もあった。「三菱電機」のMJ-E82GH-H型は1日の除湿量を14リットルとしているが、実際には15.29リットル除湿できたという。一方、香港機電署による試験環境下(気温摂氏26.7度、相対湿度60%)で測定したところ、14種のうち7種がメーカーの公称値を下回った。また、2つの検査環境下でともに公称値を下回ったのは5種だった。消費者委では、メーカーの公称値と実際の能力が異なる場合は誇称や過大広告にあたり、「商品説明条例」に抵触すると指摘。すでに税関へ報告し、調査を進めている。【関連記事】