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汲水門大橋に接触、クレーン船船長らを逮捕
10月23日晩、青衣島とランタオ島を結ぶハイウエー「青嶼幹線」上に位置する汲水門大橋にクレーン船がぶつかり、同ハイウエーが1997年の開通以来、初めて全面的に不通となる事態に陥った。そのクレーン船を操舵していた船長と船員ら計3人が10月24日、逮捕された。25日付香港各紙によると、事故が起きたのは23日午後7時ごろ。クレーン船の衝突で汲水門大橋の2本の光ファイバーが突然断絶し、警報装置が作動。安全点検のため汲水門大橋と青馬大橋を通る道路、鉄道ともに封鎖され、エアポートエクスプレスも一時運転を見合わせ、馬湾・青衣一帯は大渋滞となった。約2時間後に復旧したものの、一時は数千人が駅構内で立ち往生したほか、旅客のチェックインの遅れに合わせ航空便も遅延。また、ランタオ島ディスカバリーベイ経由で移動する旅客が増えて激しく渋滞するなど、交通がマヒした。その影響は約1万人におよぶものとみられる。水上警察と海事処では、橋の下を通過する際にクレーンをしまわずに航行したとして、船長と船員の刑事責任を追及。専門家の話では、橋の修復工事費用を含め、船会社には数千万ドルの賠償が要求される可能性がある。しかし、現時点では橋の骨組みの安全には影響はないという。【関連記事】