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カビの院内感染で死者、リネン類が原因か
薄扶林のクイーンメリー病院でカビの院内感染が発覚。5人が感染し、そのうち2人が死亡する事件が起きた。7月21日付香港各紙によると、これは同病院が20日未明に明らかにしたもので、感染菌はケカビの一種とみられている。調査によると、感染源は深湾にあるクリーニング会社「ISSメディクリーン」が同病院に納めたリネン類の疑いが強まっており、現在、同病院では院内のリネン類の交換と除菌作業、患者のケアなどが行われている。なかでも白血球が少ない人、血中鉄分が高い人、重篤な糖尿病患者、移植手術を受けたばかりの人を高リスク患者と規定し、優先的に処置しているという。感染し亡くなったのは42歳の肺疾患の患者と、肝臓移植を行ったばかりの74歳の男性。残り3人のうち1人はすでに退院し、もう1人は病状は安定しているものの、49歳のリンパ腫の男性患者は危険な状態が続いている。香港医院管理局ではただちに独立調査委員会を設置、2週間以内に調査結果を発表する予定だ。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11921